誰が作った離乳食かは、関係なくない?
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ある日の夕方(だったと思う)、テレビを見ていたら、可愛い動画が流れました。
生後6カ月くらいの赤ちゃんが、離乳食のおかゆを食べているもの。
おかゆが大好きらしく、おかゆをもらったらスプーンを口から離さず、
パパかママか、離乳食をあげている人が、
「うーん。。。」と力を入れて引っ張って口から離すと、
ニコ~!!と満面の笑みになる、という動画でした。
その動画自体は可愛らしくて、とっても良いのですが。
そこで入ったナレーションに、なんだか残念な気持ちに。
ナレーション
「そうだよね、うんうん!ママが作ってくれたおかゆ、大好きだもんね♡」
ん?
そこで、「ママが作ってくれた」おかゆ、と断定する必要ある??
「おかゆ、大好きだもんね♡」でよくない?
ママが作ったか、パパが作ったか、はたまたおばあちゃんが作ったか、
いっそのこと、レトルトかもしれなくない?
それで、何か問題ある??
誰が作った離乳食かは、どうでもよくない??
百歩譲ってですね~、投稿した方が「ママが作ったおかゆが大好きなんです!」と
書いていたとしましょう。
そしたら、「○○ちゃんは、ママが作ったおかゆが大好きなんだそう」とか、
ナレーションを追加するべきだと思うんですよね。
ま、たぶん、おかゆはママが作ったんでしょう。
離乳食初期のおかゆ作りって、結構大変なんですよね。
ゆるーく作ったおかゆを、すりこぎとかでゴリゴリ細かくして、
さらに茶こしのようなものを使って裏ごしして。
力もいるし、根気もいるし、時間もかかるし、ゴリゴリゴリゴリ・・・
当時「私は魔女かっ!?」と自分に突っ込みながら、作っていました。
そんなに苦労して作ったのに、
赤ちゃんはほとんどの場合、あんまり食べてくれないんですよね。。。
手間をかければかけるほど、なぜか食べてくれない矛盾。。。
むしろ、経験上、レトルトの方が食べてくれることが多いです。。。
あの大変な作業を、労を惜しまずできるのは、たぶんママだけです。
それか、ママに、「たまにはあなたも作ってよ!!」と文句を言われたパパか。。。
私は、孫には無理でしょう(笑)
1回で音を上げます。。。
こんなに大変な思いをして作った離乳食なのに、
全然食べてくれないと、だいぶ堪えるんですよね。
精神的にも堪えるは堪えるんですが、
特に、食べること=生死に直結する と思ってしまうので、
これしか食べなくて大丈夫なのか、いつまでこんなに食べないんだろう、
ずっとこのままだったらどうしよう、という風に、
親、特にずっと近くにいる人、多くはママが、追い詰められてしまうんですよね。
私も、一人目の長女の時はそうでした。
長女の離乳食は、最初は順調だったものの、
2カ月が経った頃からあんまり食べなくなり、
思い悩んだ私は、市の離乳食相談にも行きましたもん。。。
(←という記憶だったのですが、確認のため育児日記を見たところ、
離乳食を始めた頃から、
「今日は離乳食をほとんど食べなかった・・・悲しい」のオンパレード(笑)
母乳なら母乳、離乳食なら離乳食、便秘なら便秘、湿疹なら湿疹で
赤ちゃんの気になることに、頭が100%行ってしまうんですよね)
で、離乳食相談で特に何か役に立ったアドバイスはないんですけど、
「そういうこともあるからね~」と言われて、
「なんて楽観的な!!」とイラっとしたんですけど。
当時は本当にそう思いました、だって本気で悩んでますから。。。
でも、それから2週間くらいして、
急に長女の離乳食の量、普通になりました。
まだらなんです、ほんと赤ちゃんっていうのは。
そういう経験があるので、
二人目の場合、離乳食を食べなくても、「そのうち食べるようになるでしょ」と
力を抜いて思えるんですけど、
一人目の時は、どう力を抜いていいか、分からないんですよね。
そうやって日々、あーでもない、こーでもない、と
初めてのことに悪戦苦闘している人に対して、
「ママが作ったおかゆ」っていう言葉は、
さらに追い詰めることになると思うんですよね。
離乳食なんて、誰が作ってもいいし、
それこそ、どうしてもベタベタ触ってしまう手作りより、
清潔な環境が保たれた工場で作られたレトルトの方が、
赤ちゃんにとってはいいのかもしれない。
実際、「うん!ラクだし清潔だし、レトルトにしよう!!」と、
簡単に割り切れるものでもないんですけどね。。。
大人だけの生活でも、「共働きで大変だから、毎日レトルトにしよう!」とは
なかなか思い切れないのと同じです。
赤ちゃんの身体のことだから、もっと難しいでしょう。。。
安直に、テレビ局が「『ママが作った』おかゆ」としたのか、
元々そういう情報があったのか、それは分かりませんが、
そういう余計な情報、やめませんか。
悪気はないんだろうけれど、新米ママ、パパが追い詰められるの、
そういうところなんですよ。