こきあブログ

冬眠したいアラフォー主婦のちょこちょこ雑記

読書感想文改め読書小論文にしたらどうでしょう?

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子どもの夏休みが終わり。

ようやく通常の生活に慣れ始めたと思ったら、

9月のシルバーウィークで家族が休みになり、また調子が狂い。

 

10月に入って、通常運転になったと思ったら、

またもや子どもの秋休みに突入・・・(長女の小学校は二期制)。

秋は、子ども二人の遠足、運動会とイベントも目白押しで、

なかなか本調子になれそうもありません。。。(泣)

そもそも、9月も緊急事態宣言で、いつもより下校時刻が早くて、

母の仕事時間はその分減少。。。

 

またもや言い訳から入ってしまいましたが。

 

今となっては、はるか昔感がある夏休みですが。

夏休みの宿題で、長女が「読書感想文」を書きました。

 

夏休みに入った直後の担任の先生との個人面談で、

「来年3年生になったら読書感想文は原稿用紙3枚になるので、

原稿用紙2枚の800字のうちに、一度体験しておいた方がいい」との

担任の先生のアドバイスがあり、

急遽夏休みの宿題としてやることにしました。

 

そもそも、絵日記クラスの文章しか書いたことのない長女。

一緒に本屋さんに行って、課題図書の中で何がいいかを選んで、

親は一緒に、「読書感想文の書き方」なるものを立ち読みしつつ、

子どもの感性や感想を大事に構成しつつ、

文章の書き方を「こういう風にしたらいいんじゃない?」とアドバイスしつつ、

なんとか夏休みの「読書感想文」を書き上げました。

 

そもそも、こんなブログを書いているくらいですから、

私は、平均以上くらいには、文章を書くことに抵抗はない方だと思います。

グチグチとまわりくどくって、理屈っぽいので、

端的に表現することが課題の私ですが、

その分、文字数は稼げます(苦笑)。

 

そんな私でも、小学校・中学校時代、「読書感想文」なるものは苦手でした。

 

極論をしてしまえば。

本を読んだ感想なんて、

「楽しかった」「面白かった」「いいと思った」「この作品が好き」

「なんかイマイチ」「面白くなかった」「主人公に感情移入できない」

といった、ひと言で表せるものですよね。

その感想について、どうしてそう思ったかを書いても、

100文字程度で終わってしまうもの。

でも、それでは基準の文字数に到達しないので、

読んだ本のあらすじをある程度書いて、文字数を稼ぐ、といったことが

よく使われているんじゃないでしょうか。

それって、そもそも、課題のための読書、そして感想文ですよね。

 

「読書感想文」は、おそらく、

読書をさせる目的、そして文章を書かせる目的、

それを通じて、国語力を高める目的があるんじゃないかと思っています。

 

そして、「読書感想文」が夏休みの宿題などで出されるのは、

小学生、中学生の時期がメイン。

高校生になってしまえば、大学受験などでも、

「小論文」で自分の意見を書くことを求められます。

 

それならば。

小学生から、「読書小論文」にしちゃったらいいんじゃないでしょうか。

「読書感想文」という名前に引きずられて、読書の「感想」を書き連ねるよりも、

読書をしたこと、何を思ったかだけでなく、

その本をきっかけにして、こういうことを調べてみました、

実はこういう側面もあるらしい、

本と調べたことを元にして、自分はこういうことを思った、など、

そういった方が、ただの「読書感想文」よりも、書きやすくないですか??

 

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今回、長女の学年の課題図書にもなっていたのは、

「みずをくむプリンセス」(さ・え・ら書房)という本。

本の内容は、アフリカの女の子が生活のための水を、

何キロも先の川へ汲みに行くという一日を描いたお話。

 

なんでも、スーパーモデルの方の実際の体験が元になっている本のようですが、

私のように、大人になってだいぶすれてしまった人間からすると、

「そっちか・・・」と思ってしまったのも事実。

子どもに世界の広さを教える意図があるんでしょうけれど、

これが課題図書かぁ・・・、

発展途上国の現実と日本の生活の違いを、純真無垢な子どもの心に植え付けても、

なんだか偽善的というか・・・。

 

長女は、その本を選ばなかったんですけど(課題図書は複数あります)、

親としては、その本の感想文としての道筋が見えてしまったんですよね。

 

「本の女の子と比べて、私は学校も行けるし、友だちとも遊べるし、恵まれている。

そういった世界の子どもたちのことも考えてみたい」

といった感想文が親としては求められているような気がしてしまいました。

 

でも、そんな優等生的な感想文を、文字数を横目に見つつ書くよりも、

その本を元にして、図書館で世界の水道事情について調べるとか、

世界の識字率について調べるとか、

世界の食料不足や食品ロスを調べて自分の生活を振り返ってみるとか、

色々な興味、知識の広がり方ができるんじゃないかと思うんです。

 

世界の情勢を調べること、把握することと、国語力を磨くこと、

ひょっとしたら、今の「読書感想文」でも

そんな書き方が出来るのかもしれないけれど。

「感想文」とすると私のように「感想」に引きずられてしまう人が

一定数いると思うので、

「読書小論文」にした方が、

色々な広がり方ができるんじゃないかなと思ったのでした。