「お姉ちゃんは優秀だもの!」に感じた親の違い~自己肯定感~
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先日、夫の実家に帰った夜、
義母と夫と私で、夜中のお酒を楽しんでいました。
心地よい酔いも回ったのか、義母もリラックスしていた模様。
すると、義姉の話に。
義姉はある有名企業を退職後、興味のある分野で修行し起業。
数年後起業した会社をたたみ、全く経験のない分野へ転職。
それから約2年が経って、部署を異動したという話でした。
異動した部署は、以前いた部署よりも花形?日が当たる?部署のようで、
義母は嬉しかったようです。
「ふーん、良かったですねぇ」と聞いていた私・・・
すると、義母は、
「だって、お姉ちゃん、優秀だもの!!」
夫もそれに同調するように、
「そうだよねぇ、よかったねぇ!」
義姉の栄転はよかったな~と私も思うのです。
が。
なんか、この義母の言葉にすごいな~とびっくりしてしまったのです。
なんというかですねぇ。
うちの親からは、絶対に出てこない言葉だなぁと。
目の前に子どもがいる時にはもちろん、
目の前にいない時でも、他人がいる時でも、
もちろん両親だけの時でも、絶対に出てこないセンテンスだなぁと。
なんというか。
うちの両親は、心の底では子どものことを信じているんでしょうけど、
「あなたは優秀だから」なんて、絶対に、本当に絶対に、言わない。
もう亡くなっているので、本当に言えませんけどw
生前も絶対に言ったことはなかったはずです。
例え、私が宇宙飛行士になろうとも、
人間国宝になろうとも、
ノーベル賞を獲ろうとも、
とんでもない億万長者になろうとも、
「あんた~、大丈夫なの~?」と心配するでしょう。
次のスピーチ大丈夫なの?とか、
ちゃんと英語でコミュニケーション取れてるの?とか、
周りの人に妬まれてないの?とか、
なんだったら、ちゃんとした洋服用意してあるの?とか。
というか、親ってそういうものだと思っていました。
取り越し苦労だって分かっている、
けど、どんな時だって、ついつい子どものことを心配してしまうのが
親という存在なんだって。
そういう親に育てられたからか、
私も、自分の子どもには、
きっといらないことまで心配してしまうでしょう。
そんなの親が心配することではないと思うことまで、
例え何にもできなくても。
そして、子どもが何か成功を手にしたら、
「あぁ~、良かった」とは思えど、
「うちの子は優秀だから」とは思わないに違いない。
だからと言って、私の自己肯定感が低いとも思わないのです。
今の育児では、子どもの尊厳をおかすような𠮟り方をするな、
子どもの自己肯定感を高めよう、というしつけ、教育が主流ですよね。
私は、怒られもしたし、物理的に叩かれもしたし、
怒鳴りつけられたりもしていたけれど。
両親に愛されているという実感があったからか、
成長期にある程度自信を付けることができたからか、
自分ではそんなに自己肯定感が低い方だとは思っていないんですよね。
そういう違和感を夫に言ってみたところ。
夫は、義母の言葉に全然違和感を感じなかったとのこと。
「うちの母親は、俺と姉のことは『優秀だから』って言うね~」
「それを別に変だとは思ってこなかったし、今も別に変だと思ってないよ」
まぁ、別に義母も子どもを心配していないということではないんでしょう。
けれど、子どもへ絶対的な信頼を寄せている、
そしてそれを表に出せるかどうかの違いということなんでしょう。
そっか~。育ちの違いか~。
どっちが良い、どっちが悪いってことでもないと思うんですけど、
夫と私はだいぶ育った環境が違う訳だな~。
皆さんの家庭は、いかがですか?