運動会と盲導犬(2)
※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています※
前回のブログ記事。
コロナ禍で、長女の小学校の運動会が開催されたんですが、
場所取り禁止、お弁当なし、声援禁止、長居禁止。
親としては、なんてラク!!
コロナ後もこれでいいんじゃない?と思った話でした。
kochia-tohminneko.hatenablog.com
もう一つ印象的だったのが、運動会に来ていた盲導犬です。
東京で暮らしていた頃は、電車内で数回盲導犬を見たことがあります。
飼い主(という呼び名ではない気が・・・ユーザーさん?でしょうか)が
電車内で座っている足もとに座って、微動だにしない。。。
なんてお利口さんなんだろう・・・と思ったくらいでした。
駅やデパートなどで、盲導犬育成の募金を呼び掛ける時に、
置物のように募金箱の後ろに横たわっているのは、
東京でもこの北関東の地でも、もちろん、よく見るのですが、
日常生活で見るということが、この北関東では初めてでした。
(たぶん、車生活が基本だからだと思うのですが)
その、運動会での盲導犬さん。
ユーザーさん?の隣に、本当に微動だにしないで佇んでいるのです。
想像してみてください。運動会です。
コロナ禍で声援がほとんどないとは言え、
小学生の子どもたちのザワザワした感じ。
絶え間ないアナウンス。
かけっこで続々とスタートを告げるピストルの音。
入場、退場で流れる大音量の音楽。
その中で、涼しい顔で何事もないかのように、
いつでもユーザーさんの指示に答えられるように、
2割くらいの緊張感もあり、8割くらいののんびり感もあり。
(ラブラドールレトリーバーだから?大型犬特有の、ゆったり構えた感じ)
いや~、ほんとビックリしました。
なんて賢いの!お利口さん!!
一緒に連れて行った我が家の4歳の長男より、
よっぽど落ち着いていて、お利口さんでした(当たり前か・・・)。
何よりビックリしたのが、大きな音にも無反応だったこと。
子どもでも、というか、大人でも、
急にかけっこのスタートで、ピストル音が鳴り響くと、
「ビクッ!」となるじゃないですか。
「あ~、ビックリした・・・」って感じで。
それが、一切ない。。。
動物ですよ?
なんだったら、元々は猟犬としての歴史もあったんじゃないですかね?
鉄砲の音に反応して、猟で仕留めた獲物を回収していたりもあったんじゃ?
それなのに、それなのに。
本当に泰然と、その場にいる。
夫の実家ではトイプードルを飼っていて、
私も、結婚してからもうずっとの付き合い。
年に3回程度、合計で1週間弱くらいはトイプードルと接していますが、
犬種の違いなのか?個体差なのか?(笑)、
あんなに落ち着き払った彼は見たことがありません。
彼をもし運動会に連れて行ったら、大興奮で、
我が家の長男と同じで、落ち着きがなくなるに違いありません。
いや~、やっぱり元々がとても賢い犬で、
さらにちゃんと訓練されていて、仕事を全うしている。
最近も、盲導犬と同伴で病院に入れなかったというニュースを聞きました。
私たちが、盲導犬やサポートが必要な存在について理解を深めるとともに、
もう少し接する機会が多くなれば、理解を深めるチャンスにもなるのにな、と、
思った出来事でした。