こきあブログ

冬眠したいアラフォー主婦のちょこちょこ雑記

テレワーク禁止!ひずみを受け入れるのは、家庭だけなのか!?

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この春から、夫の会社が原則出社に変わりました。

 

表向き、「顔をつき合わせて現場主義!」ということのようです。

が。

なんでも、テレワークでとんでもなく勤務態度が悪い社員がいたそうで。

絶対出社しない、電話にも出ない、アウトプットもない、

でもパソコンだけは開き、テレワークで出社・退社記録だけは残す。

 

そんな社員撲滅のため。

そして、そもそも、今の経営陣・管理職陣は

テレワークなんてとんでもない、

会社で仕事をしてこそ、ちゃんとした仕事ができる!!みたいな考え方なので、

世の中がwithコロナに舵を切ったことを追い風に、

原則出社方針になったようです。

 

これが。

若手・中堅層には、ものすごく評判が悪い。

 

そりゃ、そうですよね。

若手・中堅層は、育児まっただ中。

テレワークであれば、通勤時間がない。

仕事が終わったらすぐ、家族と食卓を囲んだり、

子どもをお風呂に入れたりできる。

 

しかも、ここ2年間、強制的にテレワークがメインだった訳で、

今までできていたことを急にダメと言われると反発が大きい。

 

でも、経営陣・管理職陣は、ザ・昭和な考え方の人が多い。

「は?家事・育児なんて、やってんのかよ!?」といった感じ。

 

ある時、夫がテレワークで打ち合わせをしていたところ、

後輩君が急に席を外したそう。

上司が「どうしたのか?」と聞いたところ、

後輩君「すみません。子どもが急に泣き出して・・・飲み物をこぼしたので・・・」

 

後輩君のいないところで、上司は、

「あいつは、そんな集中できない環境で仕事してんのか!?」

と言っていたそう。

しかし夫は、

『子どもがいたら、まぁそういうこともあるよなぁ~。

この上司、子育てしてこなかったんだろうな~』と思ったそう。

 

管理職の中には育児中の人、価値観が近い人もいるみたいですが、

なにぶん数が少ない。

ちょうど共働き世代が増えてきて育児も担ってきた人が

管理職に増えてきてはいると思うのですが、

それより上の専業主婦世帯の管理職数が圧倒的に多い。

「気持ちは分かるけどさ~、会社が言ってるからさ~・・・」と

気持ちを分かってもらうのが関の山のようです。

 

 

なんでも、今後夫の会社で、

育児を理由としたテレワークが許される条件は、以下の4つとのこと。

(①は必須条件。②~④はどれかに該当すれば可)

①小学4年生未満の子どもがいること

②配偶者がフルタイム勤務等で育児を担えないこと

③家族が介護認定を受けていて介護を必要とすること

④妻が妊娠中であること

(ざっくりこんな感じの意味合いです。

規則に正確に書かれている文章を引用した訳ではないのでご注意ください)

 

このルールが制定されたのはコロナ禍前だそうなので、

だいぶ古くさいルールだと思います。

 

けど、ですよ?古すぎません??

 

夫はこのルールを見て。

②ってどういうこと?と言っていました。

別に、奥さんが専業主婦でも、夫が育児もしたいって希望があってもよくない?と。

なんで、そこで共働きかどうかが条件に出てくる訳?と。

そんなの個人のことなんだから、会社が制約してくることではないだろうと。

しかも働かないと言っている訳ではなく、

働く手段で出社するかテレワークか、と言っているだけなのに、と。

 

そういっている夫の意見を聞いて、

確かに・・・。この人はちゃんと育児をしてきてくれたんだな~と私は思いました。

 

私としては、百歩譲って②はいいだろう、とも思います。

家事・育児をメインで担っている人がいるのであれば、普通はいいんですけど。

 

普通じゃなくなる時ってあるじゃないですか。

主婦が病気になることもあるだろうし、

子どもが病気やケガで入院することもあるだろうし。

 

そんなにおおごとじゃなくても、

主婦が体調が悪くて夫を戦力として頼りたい時とか。

複数いる子どもの誰かが体調が悪くて、

でも、他の子の習い事の送り迎えをしなきゃいけないとか。

 

ガッツリ家にいてほしい訳ではなくて、

ほんの1、2時間家にいてくれるだけで助かることってあるんですよ。

 

要するに、多様性と想像力ですよね。

画一的に決めるのではなく、世の中には色々な事情を抱えている人がいるのだから、

テレワークが浸透した世の中で、急に揺り戻しが起きてもついていけませんよ、

ということ。

 

夫の後輩君は、この条件を元にテレワーク申請をしたそうですが、

上司にさんざん脅されたそうです。

「これは、君にとってはマイナスだよ?

他の人と同じアウトプットを出しても、君の場合はマイナス評価から始まるんだよ?

それでもいいの?」と。

この脅しって、問題なんじゃないんでしょうか?

労働基準監督庁に訴えられるレベルかな?どうでしょ?

 

今は、コロナで学級閉鎖もしょっちゅうですよね。

この4月も、クラスのお友達にコロナ陽性者が出て、

小学校の学級閉鎖、保育園の登園禁止・自粛のオンパレード。

長女は奇跡的に運良く、学級閉鎖を免れていますが、

長男は平日20日中、5日間登園禁止・自粛。

収まってきたのかな~と思っていたら、5月にもありました。。。

 

しかも、当たり前ですが、

子ども二人の学級閉鎖が一気に来る訳でもなく、

子どもが複数いればその分だけリスクが増える。

 

いやいや、これでテレワーク禁止だったら、

どうやって乗り切っていける訳!?と思うんです。

 

実際、私が在宅勤務しているので我が家はなんとかなっていますが、

これがオール出勤だったら・・・悲劇です。

長男の保育園のクラスでコロナ陽性者とおぼしき子は数人いますが、

だいたい3週間程度は休んでいます。

コロナにかかっていなくても、こんなに通えていないんだから、

コロナにかかってしまったらどうなるの?

親はもう有休なんて全然ないよね!?と思います。

 

withコロナで現場主義になるのも結構ですが、時代は進んでいるんです。

現場6か7、テレワーク4か3くらいの折衷案で

なぜできないのでしょうかねぇ・・・?

そんなことをしていると、

若手・中堅社員の退職、学生からの不人気が高まって、

企業として相対的に価値を下げると思うんですけど。

 

ねぇ、夫の会社さん。

家族はそう思ってますけど~。聞く耳はないんだろうな~。