20代独身男性の約4割『デート経験なし』報道に対するアラフォーの雑感
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ちょっと前ですが、6月14日に衝撃的な報道がありました。
「20代独身男性の約4割『デート経験なし』」
なんでも、6月14日に公表された内閣府の調査「男女共同参画白書令和4年版」の
「特集編 人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題に
どう向き合うか~」に掲載されているものだそうです。
気になって、本書をさら~っと見てみました。
確かに、書いてあります。
「20代独身男性の約4割がデート経験がない」
「20代男性の約7割は配偶者・恋人がいない」(65.8%ですけどね)
「20代独身女性の約2~3割はデート経験がない」
「30代でも女性の約2割、男性の約3割がデート経験なし」
ふーん。
コロナ禍の影響もあるのかもしれませんが、
だいぶ草食化ですね。
私たちの時代とは、様変わりです。
過去の「男女共同参画白書」を見ても、
どうも同じ質問をしているわけではないので、比較はできませんが。
少なくても、20代でデート経験がないなんて周りに言ったら
引かれるレベルだったと思いますが、
これだけ同士がいるということは、今はそうでもないんだろうなぁ。
ま、私もそんなに積極的な方ではなかったので、なんとも言えないんですが。
私の20代の頃も、こういった調査結果あったと思います。
その時は、
「国に恋愛のことをあーだこーだ言われる筋合いないし!!」
「こっちだってハタチ頃には、自然に恋人ができると思ってたし!!」
「いや、なんで恋愛も結婚もできないのか、こっちの方が教えてほしいし!!」
「若者のことは、放っておいてくれ!!」
とか、思ってましたね~(遠い目・・・)
でも、今こうしてこういう調査結果に直面すると。
そして、自分がその年代を過ぎて、
恋愛とか結婚とかの第一線から退いた立場になると。
「国」という観点から、この結果を見てしまうんですよねぇ。
「出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、
日本はいずれ消滅するだろう」と投稿したそうですが、
大きな視点から見ればそういうことなんですよね、この調査結果は。
正直言って、当たり前だけど、
国は一つひとつの恋愛内容には興味なんてなくて、
若者の意識や行動の大きな動きや流れに関心があるということなんですね。
(当時の若かった私に言ってやりたいw)
その昔、私たちの親の時代にはお見合い結婚が当たり前。
お見合いを仲介していた「おせっかいおばさん」は
2000年代初頭にも、ギリギリいたかと思います。
(私は経験ないけど、姉は長子なので親の心配を一身に受け、
嫌々ながら何度かお見合いしていました)
「おせっかいおばさん」って、なんであんなことしてるんだろ?
って若い私は疑問に思ってましたけど、
ある意味、間接的に国力維持に貢献していたのかもしれないですよね。
数年前に、LGBTの方について
「生産性」という言葉を使った政治家が批判されてました。
人間に「生産性」という言葉を使ったら人権に関わってくるので、
当然批判されてしかるべきです。しかも政治家ならなおのこと。
私自身も何か生産しているのか、という観点で見たら、
「生産性」は超低いっス。
だから、私には「生産性」を語る資格はない。
なんだけど。
やっぱり、未来を担う子どもが増えないということは
国の力が削がれていくということとイコールであるわけで、
危機なんですよね。
もちろん、子どもに老後の面倒をみてもらうなんてことは
考えていません。
そういった個別の一つひとつの事案のことではなくて。
老人を若者が支えていくということに今の世の中はなっているわけだし。
年金財政も心配ではあるし。
大きな視点で見ると、そういった社会基盤がさらに揺らぐということに
危機感を持っているんですよね。
そして、老人を取り巻く状況だけではなくて、
国力が弱ってくると、
私たちの子どもたちがいろいろな意味で豊かさを失っていくということ。
私たちが享受してきたものを、子どもたちが受け取れないということ。
そういう大きな視点から、オトナたちは心配をしているということなんだな~
というのが、ようやく分かったアラフォーの夏です。