こきあブログ

冬眠したいアラフォー主婦のちょこちょこ雑記

IT化・効率化を阻むもの(1) ~回覧板のしぶとさ~

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生活ではスマホが傍らにあるのが当たり前になり。

職場では1人1台パソコンで仕事を進めて。

接客業でもタブレットを操作することも多くなり。

私が子どもの頃に比べると、格段にIT化って進みましたよね。

最近では、外出先から家のエアコンを操作して、帰った時には部屋が快適な温度になっていたり・・・なんて、昭和のSF漫画みたいなことが、現実に起こってたりしますよね(いや、本当にそんなIOTを実行している人はまだ一部?私はCMでしか見たことないけど)。

 

そんな時代になってきたのに。

日々暮らしている上で、隔世の感があることがいくつかあるのです。

 

自治会の回覧板。

都会のマンションで暮らす若者には到底想像もつかないでしょうが、

あれ、まだ回っているんですよ。遅々としたスピードで。

 

我が家、昨年から自治会に入ったんですけど。

久しぶりに見ましたね、回覧板。

たぶん、30年前と変わらない見た目と内容で、回ってました。

最初に見た時は、感動ものでした。「いや~、まだ生きてるんだ」って。

 

そして、一応内容をチェック。

いろいろ言っても自治会新参者ですから、イベントとか分からないことも多いです。

それに、引っ越して来たばかりで近所に遊べるお友達もいない我が家の子どもたちにとっては、来るべき小学生生活に備えて、お友達を作るイベントにはぜひ参加させてもらいたい。

そういう一大イベントは、だいぶ前もって情報を回してくれているんですけど。

 

どうでもいい(と思っているのかいないのか)定例的な情報(自治会主催による資源ごみの回収日とか、高齢者の親睦行事とか)は、たいていその日が終わってから回ってきます。

これ、意味あるのかね?

 

たぶん、お金にもならないことを、ちゃんと真面目にやってくれているんだと思うんですよ。

ある程度役職のある人がペーパーを作って、それをコピーして、各班長さんに渡して。各班長さんは、渡された紙を回覧板に挟んで、回覧順を書いた紙を貼って、余裕をもって回覧スタート!って。

 

でも、なんか、考えることを諦めた、昭和の遺構をそのまま引き継いでいるだけに見えなくもない。と思ってしまうのは、私だけですか??

 

分かるんです、変えるのにはものすごい労力がいることを。

抵抗勢力も多いでしょう、特に自治会なんて、地域で長年、影響力を持ってきた年齢層の高い方が多くを占めていることでしょう。

情報管理も大変です。メールで回すの?掲示板にするの?LINEグループを作るの?

それを了承した人しない人の管理、個人情報が洩れるリスクもあるし。

引っ越しによる入会、退会の更新も頻繁だし。

 

いろいろ考えると、今のままでも回っているんだし、このままでいいんじゃね?

って思っちゃいますよね。

しかも、やっている人はボランティア。

一銭ももらえないのに、自分が役にある時にそんな面倒くさいことやらないですよねぇ。

 

かくして、令和の時代にも生き残っている回覧板。

 

まだまだしぶとく生きていきそうな予感。

ひょっとして、うまくやればビジネスになったりして(でも、今の元手はゼロに近いから、お金をかけてまで導入するところはないだろうな)

また3~40年経って、今の子供たちが主導権を握るころには、あっと驚く方法で変わっていたりして。

 

しばらくは、「もう過ぎてるんだよ」と突っ込みを入れつつ、回覧板を見ることが続きそうです。