抜けた乳歯
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小学校入学も目前に迫って。
ついに、我が家の長女の乳歯が初めて抜けました。
早生まれの長女は、お友達の歯が次々と抜けていく様子を羨ましく見ていたよう。
「すこし歯がぐらぐらしてきた~!」とにこにこしながら言っては、私と夫に、「そう?そんなにぐらぐらしていなそうだよ」と言われ撃沈。でも翌日もめげずにぐらぐら(未遂)報告をしていました。
そんな長女にもついに!
それは、仕上げの歯磨きをしている時でした(夫が)。
夫が、「あれ?なにこれ?歯が生えてきているかも?」と言い出しました。
見ると、前歯の右側の歯のだいぶ後方に、ギザギザした歯の頭が見えます。
永久歯が生えてきたことよりも、前歯にしてはだいぶ後ろに生えてきたこと、そして乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきたことに驚きました。
慌ててネットで調べるも、永久歯の前歯が後ろの方に生えても、乳歯が抜ければ徐々に前方に移動すること、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきても、乳歯が抜ける兆候があればしばらく様子を見ていてよいことなどを確認し、とりあえずホッ。
そして、その永久歯のギザギザを見つけてからすぐに、前方にある乳歯がぐらぐらしてきました。
自分の乳歯が抜けた記憶など、すっかり抜け落ちているアラフォー夫婦。
この分だとすぐに抜けるんじゃない?なんて思っていたけれど。
ぐらぐらするばかりで一向に抜ける気配がありません。
初めの頃こそ、長女も「歯がぐらぐらしてごはんが食べにくい・・・」と言っていたけれどもそれも一切言わなくなり。
「この分だとお泊り保育(※)の時に抜けちゃうかも!?」なんて興奮していた母も、そもそも長女の歯がぐらぐらしていることさえ忘れかけていました。
※長女が通っている保育園では、お泊り保育とお別れ遠足を兼ねて、卒園前の冬に課外施設にお泊り保育に行きます。
そんなある日の夕食時。
「あっ!」長女が声をあげました。
長女の方を見ると、手のひらになんだか白いもの、唇付近には血が付いています。
「えっ、どうしたの!?」
見ると、下の前歯が失われて出血し、手のひらにはそこにあったと思われる乳歯が。
「おめでとうー!!長女ちゃん、赤ちゃんの歯抜けたね!」
ついに抜けました。ぐらぐらし始めてから、1ヵ月以上かかったでしょうか。
なくさないように抜けた乳歯をウェットティッシュでふき、小さなプラスチックの袋に入れました。
そのなんと小さいこと。本当に「赤ちゃんの歯」という感じで、生まれてから約5年半の役目を全うしました。ありがとう、この歯。
感傷的になったのは母だけで。
翌日、長女は誇らしげな顔で、「みんなに報告するんだ~♪」と保育園に向かって行きました。
次から次へと、知り合い(先生、お友達、パパママ問わず)に会うたびに報告する長女。優しく相手をしてくれる先生、パパママに感謝です。。。
で。
この乳歯、どうするんだ・・・?
むかーしむかし、私は、
上の歯は縁の下の隙間(※)へ、下の歯は屋根の上へ向かって、投げたんですよね。
(ネットで少し調べてみると、地域によっていろいろな風習があるようですね。うちは神奈川です)
※昭和の?家には、家の基礎?のコンクリート部分に隙間があり、そこが鉄?の柵で閉ざされていて、その柵の隙間から、乳歯を縁の下に投げ入れた記憶があります。
かなり名称や材質などあいまいですので、ざっくりイメージしていただければ。
いろいろ調べたところ。
乳歯ケースなるものがあり、それに入れて保管するのが最近は一般的なんだそうな。
・・・これって、親の自己満足ですよね(笑)
子どもの立場になってみれば。
全ての乳歯が抜けて永久歯になり、どこかのタイミングで「これ、記念だから」とか言われてその乳歯ケースをもらったら。
これ、どないすんねんって思いますよね(笑)
自分の口からかつて抜けた歯が、勢ぞろい。
うーん、シュールだ・・・。
これって、へその緒みたいなものですかね。
重要な役割:記念、だけど、何の役にも立たないみたいな。
今後、DNA検査をする時に資料になるのか?みたいな。
でも、親の立場になると。
おいそれと捨てられないんですよね。
何の役にも立たないって分かってる。
でも、あんなに小さかった子がこんなに大きくなった証の大事なもの。
捨てられないし、記念の大事なものだから、あなたにあげるわ。
もらっても困ると分かっているけれど、親は捨てられないんだよ~
でも、きっと子どもも、そうやって親がとっておいてくれたものだから、なんとなく捨てにくいでしょうね・・・
いや、あげないで親がずっと取っておくのか?
でも、親が亡くなったら、普通子どもが遺品を整理して・・・結局捨てられちゃいますよね・・・
赤ちゃんの時の髪が伸びたら筆にするって、ありますよね。
私のママ友たちは、だいじにだいじに髪が伸びるのを待って、
「今度筆にするんだ~♪」って言っていました。
私もその笑顔に、少し憧れました。
でも。
我が子は、生まれた瞬間から、すごい毛量。
生後1日とは言わないまでも、1か月では確実に筆が出来るくらいの量でした。
初めて髪を切る前に、夫に「筆を作る?」と相談したところ。
「子どもの立場に立ってみるとさー、初めて髪を切る前の、赤ちゃんの時の髪で作った筆って困らない?使えないし、自分の髪だと思うと処理に困るし。だからいらないと思うんだよね」
見事に却下されました。
今見ても、ちょっといいなと思うんだけどな。
でも、もらっても子どもも困るというのも、理解はできるんですよね。
赤ちゃんの髪筆は却下されたけれど、乳歯ケースはやる気まんまんの夫。
自分で手作りしようかな~とか言っています。(ほんとか?)
本質は、髪筆も乳歯ケースも変わらない気がするんだけれどもねぇ。
でも、母はやっぱり、邪険にはできない。大事にしたい。
そして、乳歯ケースに大事に保管して、本人は困ると知りながらプレゼントするんでしょう、きっと。