有名校の募集人数における男女差について
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首都圏の私立高校入試が始まりましたね。
いよいよ、受験シーズン本番。
受験生の皆さん、コロナ禍で大変な1年だったことと思います。
今までの努力の成果を残らず発揮できるよう、お祈りしています。
少し前になりますが、家族で本屋さんに行きました。
子どもたちが「絵本を買いたいー!」というので、最近全然買っていなかったのもあって、好きなものを1冊選んでいいよと言って選ばせているうちに。
近くの棚にあったので、小学校受験の受験案内の冊子を手に取りました。
我が家は、小学校から受験させる気も、金銭的余裕もないので、完全にただの興味だったのですが。
私でも知っている超有名校、慶応幼稚舎の募集要項ページを見てみました。
そこには。
男子:96名 女子:48名
と書いてありました。
「ん?女子は男子の半分?なんで?」
そこで、他の学校も見てみることに。
こちらも、超有名小学校、青山学院初等部。
そこには、男女とも何人という表記(男女の募集人数同じ)がありました。
ん?慶応だけなのか?
ということで、早慶の小学校の募集人数を見てみました。
慶応義塾横浜初等部 男子66名 女子42名
早稲田実業初等部 男子72名 女子36名
うーん。何なんでしょう?この男女差。
ちなみに、私、高校受験と大学受験をしております。
高校は慶応を受験し不合格、大学は早慶ともに受験しました。
結果、運よく合格し、進学したのですが。
高校受験の時も、すごーくすごーく思ったのです。
なんで、こんなに募集人数が違うの!?って。
私が受験した慶応女子。
当時の募集人数100名。
慶応湘南藤沢は、当時出来て間もない学校でしたが、募集していたのは帰国子女のみだったと記憶しています。そのため、一般人は受験できない特殊な学校というイメージでした。
また、当時は、早稲田の付属校の女子の募集はありませんでした。
なので、高校からの早慶の募集人数はわずか100人のみ。
男子の募集人数は・・・、もはや正確には覚えていないけれど、早慶の付属校を合わせると全部で1,000人は超えていたと思います。
なんで、女子の10倍もの募集人数の差があるのでしょう?
人口としては、男子は女子の10倍もいないけれど?
現在の募集人数を調べてみました。
男女別の募集人数が書いていないものは、
仮に男女が半数ずつであったら・・・という仮定にしています。
これって、なんでこんなに男女差があるんでしょうね?
慶応は、男女比5:1、
早稲田は、男女比3.3:1。
男女別の募集人数が書いていないものは仮定にしてあるので、
合格者としては、おそらく男女比はもっと開いていることと思います。
まあ、私立なので、学校それぞれの教育方針があって、
異論を唱えるのであれば、行かなければいいだけのこと。
それに、男女それぞれの募集人数でなく、合計での募集人数の公表になると、
結果、女子の方が合格者がものすごく少なかったということになって、
実態が隠されてしまうのは、もっとよくない。
数年前にあった、医学部での得点が、
男子、浪人数が少ない人がかさ上げされていたように、
見えないところで操作されるというのが、一番よくない。
なので、まだ見えている男女差なので、いいっちゃいいんですけど・・・
「なんで?」と思います。
伝統校だから、歴史的に男子教育に力を入れてきたから?
校舎の収容能力といったハードの問題?
まあ、私が受験生だった時に比べれば、
早稲田が女子を募集するようになったので、
だいぶ状況は改善したようにも思えるけれども、まだまだですよね・・・
折から、元首相の女性蔑視ともとれる発言が世を騒がせています。
あまり、表には出てこないけれども、
こんな大きな男女差、もはや、男女差別なのでは?と思ってしまうような問題も、
身近にありますよ、というお話でした。
※この差は、大学での男女差を根拠としているのか?
と思うので、別途調べてみたいと思います。