こきあブログ

冬眠したいアラフォー主婦のちょこちょこ雑記

ピアノでストレス発散する日が来るなんて

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我が家の長女は、年長になった頃からピアノ教室を探し始め、

年長の6月から、ピアノを始めました。

 

ピアノを習い始めるにあたって、私が設定した目標は2点。

1.苦手意識なく楽譜を読めるようになること

2.耳で音を聞いたとき、音が分かるようになること

 

1は私が出来なかったこと、2は私が出来ていることでしょうか。。。

 

私は、3歳からピアノを習い始めました。

姉が習っていたので、下の子にありがちな、

「お姉ちゃんがやっているなら、私もやりたい!!」というよこしまなものからでしたが。。。

でも、小学校高学年になるにつれて、ピアノが苦痛で苦痛で仕方なくなりました。

とにかく楽しくない。やりたくない。でも、やめさせてもらえない。

なんとか、中級と呼ばれるあたりの曲まではやりましたが、

中学入学と同時にやめました。

 

中学や高校で部活をどうしようかな~と考えた時、

ブラスバンド部(中学)や弦楽部(高校)に少しだけ興味があったものの、

この、ピアノ嫌い、苦手意識から、

「いやいや、楽譜を読むのが嫌いで苦手な私が、音楽の部活に入るなんて無理だろう・・・」

と思い、最初から入部候補から外しました。

 

そんな、ピアノが嫌いで苦手意識がある私でしたが、

大人になってから、そのピアノを習ってきた力に気付きます。

何かの楽器で音が鳴った時、「ああ、ソだな~」などと無意識に感じるのですが、

楽器をやってこなかった人にはそれが分からないと言います。

例えば、カラオケで歌を歌う時にも、

「この音はだいたい、ラのあたりだから・・・」と、

音符で見当をつけて声を出しますが、

夫などは「ちょっと何を言っているのか分からない(笑)」と言います。

 

もちろん、救急車の音なども楽譜に落とせるという絶対音感などではありませんが、

だいたいの音の高さの見当がつく、

特に、楽器の音を聞いた時に、何の音か分かるというのは、

子どもの時にしか身に付けられない、

その後一生役に立つ、耳を鍛えることなのではないかと思い、

長女にピアノを習わせることにしました。

 

「最初はまだ楽譜の読み方や、音に親しむ程度なのでいいですが、

半年後を目安に、ピアノを用意してくださいね~」と先生に言われました。

 

電子ピアノにするか、普通のピアノ(アップライトピアノ)にするか。

半年間、夫とあーでもない、こーでもないと悩みましたが、

もともと、新築で建てた家にピアノ置き場(予定)を作っていたこともあり、

中古のアップライトピアノを購入しました。

(ちなみに、ですが、1980年頃に作られたピアノは使っている材料も良く、国内生産のため、いいモノなのだそうです。今同じ材料で国内生産で作るのは無理、今はもっと安い木で海外生産で作っているので、値段は新品と中古で同じくらいでも、モノとしては中古のものの方がいいのだそうです。ピアノ購入を検討している方、ご参考まで~)

 

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ピアノを一生懸命頑張っている長女本人。

今のところ、「ピアノ、大好き!!」と言って、喜んで練習してくれています。

もちろん、なかなか練習しない日もありますが、全般的には好きでいてくれているようです。

 

一方の母。

せっかく、高いお月謝を出してピアノを習っているんだから、

効率よく身に付けてほしい、練習の質を上げようと、長女の自宅での練習に、

ついつい、口も手も出してしまいます。

「こうやってやるんだよ」

「こうやって練習するの」

「そこ、違うでしょ!?」

「先生、何て言ってたの?」

「あ~、違う違う!!リズムが違う!こうじゃなくて、こう!!」

「速さが違う!!遅い遅い!!なんで、途中で遅くなるの!?」

 

長女にしてみたら、イヤでしょうね・・・。

活字にしてみたら、私もイヤになりました。。。

 

でも、そもそも間違って弾いているのを聞くのも、気持ち悪い。

私がちょっと音の長さやリズムを教えるだけで、格段に良くなる。

練習のコツを教えるだけで、翌週には上達が全然違う、となると。

反抗期でもない今は、口を出さずにはいられません。。。

 

でも、そうすると。

長女もシクシクと泣き始めたりもするのですが。

母の方も、ものすごーーくストレスが溜まります。。

なまじ、自分がある程度弾けるので、「なんで、出来ないの!!」となります。

 

そこで、長女の練習が終わると。

私のピアノ時間が始まります。

 

今までのイライラをピアノにぶつけるべく。

できるだけスラスラ弾ける曲(弾けない曲だと、余計ストレスがたまるので)を選んで、

強弱を付けまくり、無言で20分くらい弾き続けます。

こんなことをして思ったのは。

 

「ああ、ピアノって楽しいんだな。うまく弾けると、スッキリするんだな。」

 

子どもの頃には思ったこともないことを、大人になった今経験しています。

ある意味、こうしてピアノを楽しめることが、

子どもの頃、イヤイヤ言いながら習っていた、

また、親が高いお金を出して習わせてくれていた、その成果なのかもしれません。

 

長女がピアノを嫌いにならないように気を付けながら、

私もせっかく買ったピアノを、細々と楽しみたいと思います!

 

家でピアノが眠っている方、

子どもの頃、少し習っていた方。

久しぶりにピアノを弾くと、

そして上手い、下手とか気にしないと、ピアノ楽しいですよ!

巣ごもり中に、少し触ってみてはいかがでしょうか?