こきあブログ

冬眠したいアラフォー主婦のちょこちょこ雑記

帝王切開~私が経験した、たぶん前時代的やり方~(2)・・・陣痛促進剤は錠剤だけ!?・・・

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長女が6歳になって、あの悪夢(と当時は感じた)の帝王切開から6年か・・・と思い、6年前の帝王切開のことを思い出しながら書いています。

 

前回の記事はこちら⇒

kochia-tohminneko.hatenablog.com

 

6年前のことだから、記憶もだんだん曖昧に・・・とは、思うものの、強烈なインパクトがあって、それゆえ記憶も勝手に捻じ曲げられていそうではありますが・・・

 

今はコロナ禍で、想像していたような出産ができそうにない、または出来なかったと思う妊婦さん、産婦さんもいると思います。

私の帝王切開の経験が、少しでも役立てばいいなと思います。

 

今日は、3.前日入院です。

 

3.前日入院

(1)浣腸

入院用の荷物を持って、朝7時に産院に行きました。

朝7時ですよ?なんでそんな早朝なのかしら。未だにその謎は謎のまま。

家から産院が歩いていける距離でよかった。

入院前に、体重と血圧をはかるように言われて、確認してから入院です。

 

入院したら。

入院着?(出産の時に着るような、ワンピースタイプのだらっとした長い服。帽子の付いていないだらっとしたレインコートみたいなものをイメージしてもらえれば)に着替えます。

まず、お腹にベルトをつけて、ノンストレステストをしました。

これは、いつもの診察の時と一緒。

気のせいか、ちょっとお腹がチクチクする感じ。

助産師さんが結果を見ます。「まだねぇ」

やっぱり。気のせいでした。

 

その後、助産師さんに、「便秘?出産前にすっきり浣腸しておく?」と言われました。

そういえば、1~2日お通じがなかったなぁと思い出し、「それじゃあしておきます」と答えます。

大人になってから初めての浣腸。というか、前にいつしたのか記憶にない。

いや~、その効果にビックリです。

身体の片側を下にして、横になって浣腸されるんですけど。

「出来るだけ我慢してね!」と事前に助産師さんに言われるんですが。

身体に何やら液体が入ってものの5秒と経たないうちに。

「トイレ行きたい!!」

我慢、我慢、我慢と思うものの、もう耐えられない。

歩いてトイレに向かい、もうだめ、出ちゃう!!と思ったところで、何とかトイレにたどり着きました。

いや~、浣腸ってこんなのだったっけ?

よく子どもが「カンチョー!」とか言って遊んでますけど、危機感全然そんなんじゃないから!

 

(2)陣痛促進剤

スッキリしてから、ノンストレステストの器具を付けた状態で、陣痛促進剤の錠剤を飲みました。

1時間おきに1錠ずつ、6錠。

飲んでも、何にも起こりません。

ノンストレステストの結果も、ほんとうにゆるやか~な定期的な子宮の収縮はあるようですが、出産に至るようなものはなし。

これで、この日の処置は終わりになりました。

このまま何も起こらなければ、翌日の朝7時から手術ですとのこと。

病室に行っていいですよ、明日手術なので夕食はとれません、夜9時以降水もとれませんとのこと。

 

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陣痛促進剤は錠剤だけ!?

 

たぶんこの時だと思いますが、帝王切開の承諾書のようなものを書きました。

(ちなみにですが、陣痛促進剤の錠剤を飲むときも、説明書を渡されました。)

承諾書は、帝王切開になっても承諾します、リスクの説明は受けましたというような紙ですね。

麻酔にはさまざまなリスクがある、帝王切開を受けたあとに起こる可能性のある合併症はこれこれ・・・という説明書きがあり、それにサインしたように記憶しています。

 

この時ですが、リスクについてはサインをしましたが、

具体的にどういった手術をするのかの説明は受けませんでした。

お腹を縦方向に切るのか、横方向に切るのか(縦切りか横切りか)、

全身麻酔なのか、部分麻酔なのか、

今後の妊娠出産はどうなるのか・・・。

結論を言えば、非常に前時代的な(と友人の医師二人が口を揃える)、

緊急手術でもないのに縦切り、全身麻酔での帝王切開になりました。

(いまどき、赤ちゃんの命と母体に危険が迫ってもいないのに、縦切り、全身麻酔での帝王切開は、基本聞いたことはないそうです。2015年時点、首都圏ではという話かもしれませんが)

まぁ、この時点で何を言っても、結局そうなったとは思いますが・・・

(だって、医師の「腕」の問題ですからね)

ですので、自然分娩予定の妊婦さんでも、帝王切開になった場合の処置については、事前に確認しておくことをオススメします。

 

ということで、

病室でまたオロナミンC、ラベンダーのアロマ、スキップやスクワットの運動・・・

何にも変わりません。

運動をしていたら、体温や血圧を測りに看護師さんが病室に入ってきました。

「このまま明日手術になるんでしょうか・・・」と私。

「・・・やれることはやったと思いますよ」と看護師さん。

慰めてもらいました。。うっすら涙が出てきます。

やれることはやったのかなぁ、私。

 

(3)一般的処置との比較

この時は分かりませんでしたが、あとから知識を持って振り返ってみると、これ、おかしい、というか一般的ではないんですよね。

2人目を産んだ病院では、

陣痛促進剤の錠剤を飲む→陣痛促進剤の点滴をする→バルーンを入れる など、自然分娩を進めるためにこのタイミングで他の処置も行うとの説明を受けました。

なぜ1人目の時の病院はその処置をしなかったのでしょうか。

想像するに、病院側は、リスクの高い自然分娩をするよりもある程度コントロールが効く帝王切開をしたかったのではないかと思いました。

実際、私の帝王切開の手術には大きい病院所属の麻酔科医も来ていました。
(その産院は、計画的な帝王切開は何曜日とあらかじめ決めてあるようで、その日に麻酔科医が来るようでした。ですので、計画的な帝王切開をする妊婦は、その曜日に出産するよう誘導しているのでしょう)

産科医としては、自分が慣れない(のか分からないけど、ともかく専門ではない)麻酔をかけなくても済むし、麻酔科医が来ていれば麻酔のことについては安心だと思うのです。

 

病院としても、出来うる限り自然分娩をさせたいとこだわるところと、全然こだわりがないところに分かれるんだなぁと後から思いました。

私も、2人目を産んだ産院で最初の出産をしていたら、自然分娩できていたかもしれません。

 

長くなってきたので、4.帝王切開手術日 以降は、また次回!