不動産売買の契約書、作ってみました!
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10月、11月のブログ更新が壊滅的だったワタクシ。
何をしていたかと言いますと・・・、冬眠の準備!
(寒くなってきて、ほんとにしたい)
ではなくて。
不動産の売買契約書を作っていました。
そして、それに伴う諸々の作業も。
何度かブログにも書いていますが、
祖母の相続に起因して、祖父母が持っていた自宅などの不動産が共有になっていたので、それを整理しようとしています。
過去の相続についての記事はこちら⇒
kochia-tohminneko.hatenablog.com
今日はなぜ私が不動産売買契約書を作ったのか、どうやったのかということについて、書いていきたいと思います。
1.なぜ売買契約書を作ったのか
これは言わずもがなですね(笑)
ズバリ、関係者との間に信頼関係がないからです(苦笑)。
祖母が亡くなってからもうすぐ3年。
その間に相続、本件の不動産の処理等何かと連絡を取る必要があったのですが、その間にメールで、一方的に感情を爆発させられたことが何回も。
信じられます!?いい年をした70代のおじおばが、アラフォーの姪に感情丸出しのメールを送ってくるなんて。
・・・まあ、いますか。そういう常識のない人・・・。
それだけでなく、私と姉は、父が亡くなった時に、父が祖父のローンの連帯保証人になっていることを、おじおばから教えてもらえなかったのです。
ローンは、70歳を過ぎた祖父が銀行で借りたもの。それを担保するため、相続人である祖母、子どもたち全員が連帯保証人になったようなのです。
普通の感覚だと、今後の相続の手続きに必要になるから、葬儀の時に一言でも言っておいてくれたらと思うのですが。
(父が私たちに告げていないことも問題ですが。。。昔、この件で父と母がもめていたことは知っていましたが、その後、父はこの事実を家族に隠したらしいです)。
何度も接点を持ったことによって、もともとあった感情的なしこりがすでに何倍にもなっているので、こういう決め事はちゃんと書面を作っておいたほうが、お互いのためなのではないかと思いました。
それに、あとで税金的な面で調査をされても、いくらで売買したか客観的に証明できるものがあった方がいいと思ったからです。
2.どうやって作ったか
「不動産の『売買契約書』を作っておきたい」と主張したところ、それについては誰も異論を唱えませんでした。
じゃあ、どうやって作るか。
いろいろ調べたところ、弁護士事務所などで作ってくれるようです。
でも、契約書作成と調べると、最低でも3万円くらいからになります。
私が一人で作りたいと言っているのに、関係者がその3万円をみんなで分担してくれるとは思えない。
「お前が作りたいんだから、自分一人で負担すれば」と言われるのが関の山です。
ここは、仕方ない。自分で何とかするしかない!
ネットで、「不動産 売買契約書」と調べると、なんと契約書のフォーマットが出てくるではないですか!
あ~、なんと便利な時代になったもんだ。
無料でダウンロードできるフォーマットいくつかを参考にし、それらの必要と思われる条文を全部入れ込んで、ベースとなるものを作りました。
そこに、今回我々が個別に問題としている条文を追加していってバージョン1を作成。
それを、姉にチェックしてもらい、不要箇所を削除し、バージョン2を作成。
それをおじおばに提示し、それぞれの意見を聞き、意見を反映させて最終版を作成。
ここまでで、だいぶ手間も時間もかかりましたね。
でも、これで3万円分の仕事をしたと思えば・・・。
「なんで私だけこんな面倒くさいことをしなければならないんだ・・・」とめげそうになることもありましたが、「いやいや、私が作りたいんだ。今後のために作っておいた方がいいんだ」と自分を励まし、作り上げました。
3.合わせてやったこと
作った契約書について、関係者全員が内容的な面で合意した後、契約書としての体裁を整える必要があります。
まず、契約書への関係者全員の実印での押印。
そして、「確かに実印である」ということを証明するために、印鑑証明書を添付してもらうこと。
そして、契約書に収入印紙を貼付。
収入印紙とその下の文書にまたがって押す消印を押印(収入印紙が使用済みであることを表すもの)。
契約書が2枚以上になったので、ページをまたがっている部分全てに契印を押印(1つの連続した文書であること、文書の抜き取りや差し替えを防ぐもの)。
これを自分だけではなく、関係者全員が分かるように、そして自分にならって関係者全員が実施してくれるように、働きかけました。
実は、契約書には実印での押印が必要か否かという議論があるようです。
これについての是非も、インターネットで調べました。
いろいろと意見がある中で、私は「関係者全員がこの契約書に合意し、この契約書に沿った内容で売買を行う」という証明書の意味合いも持たせるため、実印での押印を求めました。
つまり。
今回の不動産の売買は親族間での売買。
形式にとらわれなくてもいいところがある。
けれど、基本的に、不動産屋さんが間に入ったのと同様の形式で、
他人との売買と同様に契約書、それに伴うものを揃えました。
こんな感じで契約書を作成し、契約締結は無事完了。
いや~、意外と作れるものですね。
まあ、でも手間暇はかなりかかります。
お金が潤沢にある方は、専門家に頼んだ方がいいかも。
内容としても、法的に担保できるし、おもてにも自信を持って出せますしね。
(自作のものは、法的に大丈夫なのかという心配もありますし、おもてに出す自信もないです)
でも、今のところ、それだけの労力をかけてでも、やっぱり作ってよかったと思ってます。
これから、まだ何があるか分からないですしね。。。
この経験、どこかで生かせないかな~