こきあブログ

冬眠したいアラフォー主婦のちょこちょこ雑記

視界に入るとイライラしますね

先日、夫が有給休暇を取りました。

 

夫の会社は、有給休暇の消化率に厳しいようで、

6月末の時点で、有給休暇の残り日数、目標は何日、

9月末には何日、と決まっているようで、

目標に全然届いていなかったことから、

急遽、前日に申請して取得したようです。

 

なので、別にやりたいことが決まっている訳ではなく。

コロナ禍なので、どこかに出かけられる訳でもなく。

当日も、朝から1日中大雨だったので、外でDIYをしたり、

運動したり、趣味ができる訳でもなく。

 

で、彼は何をしたかといいますと。

朝、子どもたちを送り出した後。

午前中は朝寝。

 

ランチは、一応レトルトのパスタを作ってくれました。

(我が家では、パスタは夫の担当)

 

午後はスマホでマンガ読み。

 

その間、私は自分の仕事をしたり。

宅配便で届いた荷物を片づけたり。

小学校から長女が雨の中帰ってきたので、

ランドセルを拭いたり、濡れた靴に新聞紙を詰めて乾かしたり、

小学校からの書類を片づけたり。

 

その間、夫はずーーっと、ソファに座ったまま、

テレビを付けたままスマホでマンガを読みっぱなし。

 

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ここまでひどくはありませんが・・・

普段、夫は、家事育児に積極的で(この言い方もどうかなとも思いますが)、

私が動いている時に、だらだらしているということがあまりないのですが。

なので、

「家にいるだけで、何にもしない夫にイライラする!」という、

ネット上での奥様方の叫びが、あまりよく分かっていなかったのですが。

 

「これか~!」と納得できました。

 

私もだらだらしているのであれば別に気にならないと思うんですけど、

こっちは、家事の一環として、いろいろやっている訳です。

まさしく、名もなき家事。

ちゃんとやっておかないと、あとあと支障が出ると分かっているので、

その時その時に処理しておかないといけないんですよね。。。

それなのに、人の視界に入る場所で、だらだらしているって・・・

イライラしますね!!

 

せめて、視界に入らない場所でしていてくれれば。

せめて、気づかれないように、外でダラダラしていてくれれば。

気にならないんですけど。

さすがに、目の前でされると、「なにを~!!?」と思ってしまうのが、人のさが。

 

やっぱり、家族の誰かが家庭内で動いているのに、

見えるところで、のんびりしているのって、ナシですね。

他山の石。

私も、夫がテレワークで働いているときに、

見える場所でのんびりしないように、気を付けようと思います。。。

 

グレーとブルー

突然ですが、こちらをご覧ください。

(ちょっと暗かったり明るかったりしてスミマセン。。。)

 

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加工はしていません(ほぼ、できないので(笑))

光の加減にもよると思いますが・・・

このお鍋って何色ですか??

(ちなみに、背景はキッチンの作業台。作業台の色は白です)

 

私:白

夫:水色

 

水色が入っていることは、分からなくはないんですが、

何色?と聞かれたら、白じゃないですか??

 

 

昔から、私は身近な人と、色の概念が合わないというか(笑)

私がおかしいのか、相手がおかしいのか・・・

 

その昔、ライトグレーのニットを姉と共有していた時。

姉「水色のニット、明日着ていくね」

私「水色のニットってどれ?」

姉「あれだよ、あれ!」

私「いや、あれって、グレーでしょ。水色じゃあない」

姉「水色でしょ」

二人「色の認識、おかしいんじゃない!?」

 

今は姉のところにあると思うので(まだあるのかい・・・何年前の服?)、

写真でお見せできないのが残念なのですが。

いたって普通のライトグレー(だと思います)です。

ライトグレーって、何色かといったら、グレーじゃないですか??

 

 

こちらをご覧ください。

 

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ズボンと、色の比較のために、白いコピー用紙を側におきました。

(こちらも、無加工です。光の加減によって、色は違って見えるのは百も承知で)

 

これは何色ですか?

 

夫「デニムの色。インディゴブルー」

私「グレーでしょ!ダークグレー!」

 

いやいや、どう見てもデニムの色ではないだろう。

 

 

夫があまりにもデニムと同じと主張するので、

デニムの隣で撮ってみました。

ちなみに、デニムは、私が持っているものの中で、

「いかにもインディゴブルー」っぽいものをセレクト。

 

言わなくても分かると思いますが、

左から、デニム、ダークグレーのズボン、白いコピー用紙。

 

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明るさによって、誤解が生じるといけないので(?)、位置替え。

左から、白いコピー用紙、デニム、ダークグレーのズボン。

 

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ダークグレーはダークグレーでしょ!

デニムじゃないでしょ!

ちーがーうーだーろー、ちがうだろ!!

(かつての某国会議員のセリフ。家庭内でネタとして私がたまに使っていたら、

3歳長男が完コピしてしまいました。。。そろそろやめなければ(笑)

ネタとしては使っていましたが、暴言・暴行はさておき、

某元国会議員さんの経歴は尊敬しております。

調べたところ、2017年流行語大賞ノミネート30語に入っていました。)

 

 

おかしいのは、私ですか?

夫や姉でしょうか・・・?

 

ちょっと調べてみたところ、色の認識には、

男女差や国による違いなどがあり、個人差も大きいそうです。

 

研究テーマとしてもあるようですが、

難しいことはそちらにお任せするとして・・・。

 

日常生活で、会話の中に出てくる色の認識が一致しないのは、

少しだけ支障があるんですよね。。。

 

地方の情報不足と新型コロナの検査数

地方に住んでいるデメリット。

と言っても、私は関東地方にしか住んだことがないので、

まだまだそんなの序の口!と思われると思いますが。

 

約10年、首都圏以外に住んでみて、

まぁいろいろな面で思い知りました(笑)

 

そのうちの一つ。

情報が、痒い所にまで行きわたらない。というのがあります。

 

最近で言うと、新型コロナの情報。

テレビでは、〇〇の一つ覚えみたいに、

16時45分になると、東京の今日の感染者数を報じますよね。

 

あれは一つの基準なんでしょうけれど、

地方民から言わせると、「東京さえよければいいのか!?」と思うんですよね。

(私だけ?)

 

一時期、感染者数がすごい数になっていた時は、

思い出したように、全国の感染者数も報じられていましたけれど、

首都圏の緊急事態宣言が解除されて感染者数も落ち着いてくると、

また東京の感染者数だけを報じるスタイルに戻りましたね。

 

東京を基準としている首都圏民は感じないと思いますが(かつて私もそうでした)、

地方から見ると、なんだか違和感。

東京を中心とした首都圏に緊急事態宣言が出ていると、

「緊急事態宣言、緊急事態宣言!」とかまびすしく言っているのに、

もし仮に他の地方だけに緊急事態宣言が出されても、

全国放送のテレビは、完全に他人事ですよね。

 

事実、2021年7月1日15時時点で、沖縄県には緊急事態宣言が発出されています。

が、全国ニュースで、緊急事態宣言が出ている沖縄県の新型コロナの状況を

報じているの、見たことありますか?皆無ですよね。。。

少なくても、私は、見たことありません。

なんかね~、東京、首都圏以外のことはなかったことにされてしまうんですよ。

 

そういう情報不足を補うのが、地方紙や地方のテレビ局だと思うんですが、

資金不足なのか?人材不足なのか?

当たり前ですが、全国紙や全国放送ほどの情報は入ってこないんですよね。

あとは、私はなまじ関東地方なので、

全国放送での情報である程度足りてしまう部分もある。。。

 

実際、地元のテレビ局を見ようと思っても、

放送時間が短くて、生活スタイルに合わない。。。

全国紙で育った私にとっては、

地方紙ってどんな価値があるのかちょっとよく分からない。。。

(だって、訃報情報とか載っているじゃないですか・・・知らない人だし。。。

こんな地域でこんな大きな事業が動いているっていうのは、

地元の経済を動かす大きな情報なんでしょうけど・・・

全国的な経済情報の方が、やっぱりインパクトは大きい。。。

そこが、私が首都圏民から完全に脱却できていないところですね。。。)

 

で、本題ですが。

我が県の新型コロナの毎日の感染者数、誰も教えてくれないんですよ。

まぁたぶん、地元紙には毎日掲載されているんだと思いますが、購読していないし。

 

で、毎日の感染者数が分かったとしても、

最近の感染傾向とか、どこでどういう風に感染者が増えているとか、

その分析情報って、どこからも入ってこないんですよね。

 

これが首都圏だったら、テレビに大学教授とかが出演して、

今はこういう状況になっている、こういう所でクラスターが発生しがちだから、

注意しましょうね、みたいな発言をするじゃないですか。

 

そうじゃなくても、東京都では、

偉い人たちが集まってモニタリング会議?みたいなのをして、

情報から得られる傾向と分析をしていますよね。

 

ニュースを見ていれば、

公からも私的からも、首都圏は自然と情報が得られる訳なんですけど。

 

我が県、情報の分析なんてしているんだろうか・・・

してはいるんでしょうけど、なんかキャッチーじゃないというか。。。

試しに、Google先生で「県名 モニタリング会議」で検索したら、

地下水のモニタリング調査とか、

去年(令和2年)のコロナの情報とかが出てきましたよ。。。

 

実際、一時期爆発的に県内の感染者が増えた時期があったんですけど、

その中身、つまり、どこでどのように増えているか、

地域はどこか、クラスター発生が多い場所はどこか、

どういった感染ケースが多いのか、といった詳細情報は、

普通に暮らしている私には未だに分かっていません。

 

でね。

あまりにも、体系だった必要な情報が得られないので、

県から公表される毎日の感染者数、検査数をまとめた表を作っています。

(県のホームページから情報を得ています)

 

 

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元々は、昨年から義母が、神奈川県の毎日の感染者数をノートにつけている、

と、話を聞いたことだったのですが。

 

そう言えば、私も県内の今現在の感染状況って、分からないよな~、

今って、増えてるの?減ってるの?どれくらいヤバい状況なの?っていうのが、

肌感覚で分からないと思って付け始めて、半年。

 

夫は、「そんなの記録して、なんの意味があるの?」と言うんですが、

私としては、その増えてるの?減ってるの?どんな状況?という

自分の疑問を解決する情報としては足りているかな~と思っています。

 

一時期の爆発的な感染者数増加時期は、陽性率が10%くらい、

通常は2~3%で推移しているから、今は通常ペースだな、とか判断する感じですね。

 

それで、だいたい1週間に1回くらいのペースでまとめて付けているんですが。

毎日の感染者数は、1回確定すると、変更はないんですけど。

検査数がなかなか確定しないんですよね。

 

毎日毎日、確認している訳ではないので、なんとも言えないんですが、

おそらく1カ月に1回くらいは、チェックしていると思うんですけどね。

 

7月1日に、過去半年分をチェックしたところ、

未だに3月、4月の検査数が数百単位で増加しているんですよね。

 

ん?なんで??

 

分かりますよ、集計大変でしょう。

いろいろな機関で、検査はしてますもんね。

それを、おそらく1週間単位くらいで県や市に報告しているんじゃないかと

素人は思っているんです。

なので、2週間~1カ月くらいの間では、検査数も確定しないでしょう。

 

でも。

なんで、2~3カ月前の検査数が、数百単位で増加するんでしょうか??

 

逆に。

そんなに検査数が増加しているのに、感染者数が変わらないってなんで?

そんなに検査数が増えていたら、感染者数が増えてもおかしくないと

思ってしまうけれど、そこだけは絶対に変わらないの、なんで??

 

そういった疑問も、ホームページには全然書いていないんですよね~。

地方民の情報不足。。。改善策はあるんでしょうか。。。

首都圏の皆さんも、地方に住んだら、

今まで当たり前に享受できていたことが不足しているって、

分かると思いますよ~。

ネイティブ地方民の皆さんからは、

まだまだ甘い!!って言われそうですけど(笑)

 

妻は夫と同じ権利を有しているのか?

ちょうど去年の夏休みの時期、夫が会社の仲の良い同僚から声を掛けられたそうです。

 

同僚「○○(夫)さん、夏休みは趣味で、どこか出かけたりするんですか?」

夫「うーん。。。子どもが小さいから無理だな~。実家帰るくらいかなぁ。

コロナでどうなるか、分からないけど。」

同僚「お子さんっていくつでしたっけ?」

夫「小1と3歳」

同僚「じゃあ、うちとそんなに変わらないですよ。うちは男女で9歳と5歳」

夫「どっか行くの?」

同僚「俺は、大学の教授に協力を依頼されて、ライチョウの調査で山ごもり5日間。

楽しいっすよ~。そういえば○○(夫)さん、結婚前は多趣味だったのに、趣味どうしているんですか?」

夫「子どもがいると、やっぱりなかなかね・・・」

 

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ライチョウ槍ヶ岳

夫の会社の夏休みは、お盆の時期。

例年、10日間くらいでしょうか。

 

その話を聞いたとき。

「え。。。奥さん大丈夫??」というのが私の感想でした。

(そして、夫に、趣味にかける時間がないって、遠回しに言われてる?と思いました)

 

 

その同僚の趣味は登山。

普段から、土日の休みや少しでも時間ができると、山に登っているようです。

雑談するたびに、この山に登った、あの山に登った、という話が出てくるようで。

なので、今回の「ライチョウの調査」も、仕事というよりも、

趣味の延長線上で発生したもののようでした。

 

うーん。。。

他の夫婦の関係に口を挟むつもりはないけれど・・・。

旦那さんが休みを趣味に充てるのはいいけれど、

同じくらいの時間を奥さんにあげているのかなぁ。。。

「俺が5日間趣味を楽しんできたから、残りの5日間自由にしていいよ!」って

たぶん言ってないよなぁ。。。

 

というようなことを、私が夫に言ったら。

 

夫「まぁ子どもとはよく遊んでいるみたいだけどね」

私「いや・・・、子育てって、ただ遊ぶだけじゃないでしょ」

夫「まぁ、確かに家のことどれくらいやっているかは疑問だよね。それに、そんなに家にいなくて、子どもの可愛い時期を見逃しているんじゃないか、って俺なら思っちゃうけど。俺は、子どもの可愛い時期をちゃんと見たいから、趣味に出かけられなくても不満じゃないよ(汗)」

 

遠回しに不満を言ってんの!?という私の圧力に気付いたようです(笑)

 

旦那さんが趣味で家にいない間、

当然奥さんが子どもたち二人の世話をする訳ですよね。

子どもたちも大きくなってきて、ずっと目を離せないという訳ではないと思うけれど、

それでも、「公園に行きたい」だの、「これがほしい」だの、

やれ「宿題をしたのか」だの、「おかーさーん!」とやたらと呼ばれる対応だの、

子どもといると、いろいろやらなきゃいけないことがありますよね。

まぁ、ご実家のサポートとかもあるのかもしれないけれど。。。

 

私なら、無理だな(断言)。

絶対に、私にもあなたと同じ権利を下さいと言ってしまいそう。

 

最近は、ネット上などで奥さんが主張することが増えてきている気がするけれど、

なんだかんだ言って、(私と違って)皆さん奥さんがつつましやかで、

我慢して(?)頑張っているケースが多いですよね。

 

自分もフルタイム正社員で働いているのに、

自分の方が家事を多くやりたい(旦那さんにはそんなにやらせたくない)と言った

私の友人もいました(新婚だったから?)。

 

旦那さんばっかり飲み会に行ってずるいよね~と私が言ったら(コロナ前のこと)、

「でも、男性には付き合いがあるから~。。。」と言った

夫の会社同期の奥さんがいました(女性にだって付き合いはあると私は思う)。

 

夫の会社同期(女性)がこの間、

「私の方が収入も多いのに、家事育児も多く負担していて、何なんだよ!?って思う」

と言っていて、私はそっちの方に共感してしまいました。

収入が高い女性は、発言力が違う!!

(先輩と結婚した彼女の旦那さん、家ではこんな風に言われ、

溜まってるだろうな・・・と夫が心配してました。

そんな彼は、普通の夫・父親より、よっぽど家事育児やっているんだよ!?と。

気持ち分かる・・・と。(うん?何か言いたいことあるのかな?(笑))

分かっていたとはいえ、収入の面って男性のプライドに直結するって

いいますもんね。。。)

 

ついでに、ずっと聞きたかったことを聞いてみました。

「家事と育児と仕事、どこを手を抜いてるんですか?

だって、全部100%やるって絶対無理じゃないですか!?」って言ったら、

即答で「仕事!」と言ってました。

それでも、二人の子どもの産休育休を取って、管理職にもなっているので、

スーパーウーマンなんでしょうけど。

 

婚姻には、「相互扶助」という法的意味合いがあるそうです。

「扶助」の割合は、夫婦によるんでしょうけれど。

なんだかな~、奥さん・お母さんの権利、もうちょっとアップしないかな~と

思うのでした。 

 

義父の葬儀(2)

義父は、数年前に脳梗塞で倒れ、

後遺症の左半身麻痺、高次脳機能障害で施設に入所していました。

施設でトラブルになり、施設を変えて数日後の朝、

呼吸をしていないという急な連絡がありました。

 

前記事はこちらから

kochia-tohminneko.hatenablog.com

 

私自身は、実は、自殺なんじゃないか?

新しい施設が思っていたのと違ってショックを受けたのではないか?

と疑ったのですが、そんなことはなく、

結論としては、「誤嚥性肺炎による死」という診断でした。

私は実の母を、若年性認知症が進行してからの誤嚥性肺炎で

亡くしているので、違うんじゃないかと思っているのですが。

だって、あまりにも母と義父の病状の経過が違いすぎるので。。。

とはいえ、義父に解剖をしても、原因は分からない可能性が高いということ。

原因がよく分からない高齢者の死は、誤嚥性肺炎として処理されることが

多いのかもしれませんね。。。

 

私は、嫁いでからよくしてもらっていたので、

可もなく不可もなく・・・というか。。。

ただ、私にはもう両親がないので、

子どもたちにとっての、祖父・祖母は、もう義父・義母しかいません。

祖父・祖母という存在を、子どもたちがちゃんと記憶に残しておけるまで、

元気で、子どもたちを可愛がってもらいたいと思っていました。

だから、私自身は多少気が進まなくても、

ゴールデンウィーク、お盆、お正月と、1年に3回は、

泊りがけで夫の実家に帰省していました。

 

すごく私を気遣ってくれていた義父でしたが、

もう、高次脳機能障害になってからのことですが、

長男を出産して、初めて帰省した時。

義父に、

「tohminnekoさん、今度真珠をあげるから、何がいいか選んでおいて。

長男を産んでくれたから」

と言われました。

そんなことは、長女を産んだ時には言われませんでした。

結婚してから、一言も言われたことはなかったけれど、

やっぱり跡継ぎが欲しかったんだなと、ちょっとびっくりした一言でした。

 

子どもの頃から、母が父方の祖父母に、「跡継ぎも生めない嫁」と言われたとか、

私が父方の祖父母に「お前が男だったらよかったのに」と中学生まで言われたとか、

男尊女卑と、それに抗い主張する母と父のケンカを見て育ってきた私にとっては、

その言葉に対して、男尊女卑に対する衝撃はなかったのですが、

「いや~、男の子が生まれてよかったな」という、

一言も言わないけれど、心に秘めて期待されていたんだな、という

新鮮な驚きがありました。

ちなみに、真珠は、丁寧に遠慮しておきました。。

 

亭主関白を絵に描いたようで、お皿1枚下げたのを見たことのない義父。

夫の実家の、絶対君主で、絶対権力者で、

夫が子どもの頃から、怖かったという義父。

まさに、「昭和の父」と言ってイメージするそのもの。

見た目もかなり怖くて、それでもなぜか子どもの扱いはうまくて、

長女はよく遊んでもらいました。

 

その絶対君主制に、夫や夫の姉妹は心の中で反発

(表立ってやると大変なことになるので)。

子どもの時から、「お父さん帰ってきたよ」と義母が知らせると、

雲の子を散らしたように、それぞれの部屋へと散っていったという。

義母も、義父に振り回されて、義父がいると自由がない、

義父が単身赴任していると、喜々としていたと夫が語るほど。

 

夫や、夫の姉妹が、

脳梗塞で倒れたあの時、お父さんあのままだったら・・・(笑)」

なんて、冗談でよく言っていたのを聞きました。

傍で聞いていて、ある意味本音なんだろうな、と他人の私は思っていたのですが。

 

今回、義父が亡くなって数日の間に、

夫の姉妹が義父のショートムービーを作りました。

家族葬ですが、葬儀の時に流して、故人を偲ぶために。

過去の思い出の写真を集めて、音楽を付けた、

簡単な(と作成者本人がいう)ものですが。

ゴルフのベストスコアとか、海外旅行で行った国の数とか、

コメントも付けられていました。

 

そこには、家族の思い出が、愛情が溢れていて。

あれ、みんなあんなに疎ましく言っていたのに。

私は、勝手に複雑な気持ちになりました。

 

私は、実の父との別れを、こんなに豊かにできたかな・・・と。

父に、こんなに愛情を伝えられただろうか・・・と。

 

10年前の父の葬儀のあの日。

親戚が十数人集まった程度の葬儀だったけれど。

喪主は姉で、もろもろの指示を出したり、挨拶をしたりで忙しく、

私は私で、3分に1回は、父が亡くなったことに新鮮に驚く母をなだめすかして、

無事に葬儀を終えることだけに必死でした。

 

母「ねぇ、そろそろ家に帰ろうよ」

私「ダメだよ。お父さんのお葬式だから、終わるまでは帰れないよ」

母「お父さんって・・・○○さん(父の名)、死んじゃったの!!?」

私「そうだよ。だから、ちゃんとお見送りしなくちゃね」

 

という会話がエンドレス。。。

最初の数回は、子どもに教え諭すように穏やかに話せますが、

さすがに5~6回目以降になると、私もイライラしてきます。

「だーかーら!お父さん死んだんだってば!!!(怒)」

 

傍から見ると、だいぶおかしな会話ですが、本人たちはいたって真面目(笑)

「そうなの・・・(悲)だから最近会えなかったのね・・・」

もうコントです。。。

私だって、毎回母にショックを与えて心が痛みます。

でも3分前の会話を覚えていなくて、葬儀の最中に帰りたがる母に対して、

どうすればよかったというのでしょうか?

 

葬儀前後は、母と一緒の行動により制約が多くて、

とにかく無事に葬儀を終えるので必死。

葬儀後の1週間は、父の公的な手続き、銀行手続き、

母の年金の手続き、今後の母の生活をどうしていくか、近所への挨拶回りなど、

忌引きで仕事を休める間に、姉と私で動きまくりました。

今考えても、父が亡くなってから数カ月は、必死すぎて、

たぶん涙ひと粒流していないだろうな・・・

 

ちょうど、ある方が、数年前に亡くなった父親に対して

「父が喜ぶような仕事を後年はなかなかできず、孝行できなかった」というような

 思いをツイートしていたんですが、それは私にとって、結構驚きでした。

そういう「孝行」という観点があるのか・・・と。

 

私は、父や母の臨終の瞬間には立ち会えませんでした。

どちらも、夜中から明け方にかけて。

普通にフルタイム+残業で仕事もあるし、認知症の母へのケアもあるし、

いつ終わりが来るとも分からない夜通しの看病なんて無理、とか、

遠方だし小さい子どもがいるから、とか、言い訳はいくつもあるけれども、

両親をたった一人で逝かせたことは事実です。

私は、ずっとそれが引っ掛かっていました。いえ、今も。

そして、その因果応報として、

たぶん私もたった一人きりで死んでいくのだと思っています。

 

そもそも、父が喜ぶような私の仕事って何だったんだろう 。

父は、私がどうなったら喜んでいたんだろう。

そんなことさえ、私には今も分かりません。

  

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義父の棺桶のふたが閉まる時。

夫の姉妹が、口々に「お父さん、ありがとう」と言い、涙を流すのを見て。

 

私ももちろん、子どもたちにお別れをさせて、心の中で今までのお礼を言い、

もらい泣きをするんですが。

長男の嫁だけど、かつての葬儀に比べれば何にもすることがないので、

精神的な余裕があり、こういう時には涙が出るんだな、なんて思いながら。

 

それでもね。親が亡くなった時。

もう一人の親がしっかりしていて、もろもろの手続きをちゃんと取り仕切ってくれて、

葬儀で親のことを偲び、涙を流せるというのは、

ある種幸せなことなんだよ、

素直に、羨ましいな、と思ったのでした。 

 

 

義父の葬儀(1)

ゴールデンウィーク前に、義父、夫の父が亡くなりました。

 

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実は、夫の父は今から数年前に、脳梗塞で倒れています。

その時は、義母がすぐに気づいたので発見が早く、

脳梗塞が疑われる症状だったので、救急車ですぐに大学病院に運ばれ、

すぐに手術をしてもらえて、運よく後遺症が残らないかも・・・と思われました。

 

が、色々幸運なことが重なったのに、

結局、高次脳機能障害と、左半身の麻痺が後遺症として残りました。

病状が落ち着いてから、リハビリが始まったのですが、

短期間にどれだけ集中して、頑張れるかが勝負らしく・・・

 

当時、サッカー元日本代表のラモス瑠偉さんが、脳梗塞で倒れたものの、

リハビリで驚異的な回復を見せ、

傍目から見ると、とても後遺症が残っているようには見えないニュースを見たり、

 

プロ野球巨人軍終身名誉監督長嶋茂雄さんが脳梗塞で倒れ、リハビリ後、

不自由ではあるものの、自分の足で歩き公の場に出てきていたのを見て、

 

義父も、リハビリを頑張れば今まで通りに動けるかも?という期待を

家族全員が持っていましたが。。。

やっぱり、思い通りに動かない自分の手足に悲観的になることが多いらしく・・・

リハビリは、それほどの効果を上げずに、そのまま左半身の麻痺が残りました。

いや、やっぱり、日本を代表するようなアスリートと一般人では、

体力も、そして特に精神力が、全然違うのだな・・・と鮮明に思った記憶があります。

 

もともと、自宅で義母と暮らしていた義父でしたが、

義母には持病があるため自宅で介護は出来ず、施設に入所しました。

 

高次脳機能障害の方は、まだらな感じで、

理解していると思って会話すると、理解していなかったり、

理解していないと思って会話すると、ものすごくちゃんと理解していたり。

周りは、どこまで分かっているのかは、よく分かりませんでした。

それでも、若年性の認知症だった私の母と比べると、

ちゃんと会話が成立するという驚きの方が、私には大きかったです。

ちゃんと、意思疎通できるじゃん!と。 

 

それから数年。

これまでも、まあ、義父が起こす小さないざこざはありましたが、

この春は、今までで一番大きなトラブルが。

入所者同士でトラブルになって、施設を変えることになりました。

そして、施設を変えてから数日後のこと。

 

ちょうど日曜日。

少し朝寝して、うとうとしていると、朝、義母から夫に電話。

こんなことはめったになく、義母と夫の声も真剣だったので、

悪いニュースだなと直感で分かり、どなたか亡くなったかな、

色々病気を抱えている夫の叔父(義父の弟)かな?なんて、

超絶失礼なことを寝ながら考えていると。

なんと、義父が呼吸をしていないという連絡が施設から来たので、

今施設に向かっているという、義母からの連絡でした。

 

入所者同士でケンカするくらい元気だったのに。

ずっと入所していた施設を嫌がっていたので、

新しい施設に行くというのを楽しみにしているようだったのに。

本当に急な連絡で、驚きと衝撃でした。

 

この先だいぶ長くなります。。。(予告)

次回に 続きます!

 

ベルマークWeb化しませんか?

なんか最近のブログ記事、

私のちょっとした愚痴、もっとこうなったらいいのに・・・

みたいなものが多いですね。

 

出た、傍から見ると、自分では何もしないくせに、

文句ばっかりいうヤツ。。。

 

いやね、世の中を動かしている皆さんは、優秀な人が多いから、

「ちょちょいのちょい」とできるんじゃないか、と、

ボケボケな私は、本気で思っているんですよ。。。

(文句ばっかりでスミマセン。。。)

 

最近の技術革新はすごいですしね。

「ほぇ~、そんなこと出来るの!!」と情弱な私は驚愕すること多数ですよ。

 

で、今回もです(笑)

 

最近、長女の通う小学校のPTAから各家庭に依頼があったので、

切り取ったベルマークを、点数計算・回収しやすいように、

A4用紙に置いて、その上からセロテープで張り付けていたんですが。

 

※普段からベルマークに気を付けて、食べたり、使ったりし終わったら

こまめにベルマークを切って保管しておくことを、昨年1年間で学びました。

 

「ん?なんかすごく昭和っぽくない??」

 

って思っちゃったんですよね~

 

昭和、ディスってませんよ(笑)

私昭和生まれですから。

っていうか、私の小学校にはPTAなかったので、

昭和時代には私はこの昭和っぽい作業してなかったんですけどね。。。

 

ご参考まで、PTAのことについて書いた記事⇒

kochia-tohminneko.hatenablog.com

 

このベルマーク作業の流れ。

①ベルマーク対象商品をリストで確認。

②購入した商品から、ベルマークを切り取る。

③切り取ったベルマークを一定期間保管。

④PTAから回収依頼が来たら、点数計算・回収しやすいように、

同じ会社・点数のものは10個まとめて、紙に貼り付け。

ここまでは、末端PTA会員家庭の日頃の作業。

 

⑤各家庭から回収したベルマークを、学校ごとに集計。

⑥協賛企業(ベルマークが付いている商品のメーカー)ごとに、

指定封筒に点数や枚数を記入し、集計したベルマークを入れる。

⑦協賛企業ごとの指定封筒を、宅配便等でベルマーク財団へ送付する。

⑧協賛企業ごとの送り状を書き、⑦とは別便でベルマーク財団へ送付する。

ここまでがPTA役員の作業。

 

ここからはベルマーク財団の作業。

⑨別便で来た送り状とベルマークを照合して受け付ける。

⑩内容を確認して、送り状の原本・ベルマーク点数の残高通知書をPTAに送り返す。

⑪ベルマーク確認後、協賛会社へ封筒(ベルマークも含むかどうかは不明)を転送。

 

以上、公式ホームページから読み取れた内容でした。

 

うーん。。。なんか非常にアナログ。。。

なんでも、1960年からベルマーク運動って始まっているんだそうです。

その頃から、全体的な流れが変わっていなそう。。。

 

特に、PTA役員の集計作業⑤⑥が大変そうですよね。。。

やったことないけど、想像しただけで大変。

各家庭ごとに提出されるものの形や体裁も、たぶん千差万別なんですよね~

私自身も、集計作業やったことがないので、どうしたら集計の手間が少なくなるか

よく分からず提出してますもん。

しかも、⑦⑧の別便で送るって。なんでだろう?

きっと、ちゃんとした理由があるんでしょうけど。

 

PTAの作業とは比べ物にならないけれど、

各家庭の①~④作業も、地味に面倒くさい(笑)。

ベルマーク財団での確認作業⑨⑩も大変でしょうけど、

協賛企業は⑪で転送されてどうするんでしょうね??

 

今回、ベルマークの仕組みをホームページで調べてみて、

ボランティアという面が大きいんだなということがよく分かりました。

企業にとっても、家庭にとっても。

 

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夫とベルマークのことについて話していたら、

彼は「そんなの、やめちゃえばいいのに」とのこと。

「だってさぁ、各家庭で集めて、それをPTAの役員が集計して。

それに何人、何時間かかってる?

集計作業だけでも10人で2時間だとしても、

その10人で2時間パートでもした方が稼げると思うよ」

 

オヨヨ。

非常にドライというか、合理的というか、なご意見ですね(笑)

 

私は、夫と違って、ベルマーク運動自体は否定はしません。

ボランティアなんですもんね。

代わりに現金を寄付してくださいと言っても、集まらないでしょうし。

3カ月に30分くらい、切ったり貼ったり家でする作業は、まあ仕方ないとしましょう。

 

でもね。

なんかもっと時代に合ったやり方があるんじゃないかな~、と思うんです。

ベルマークもいちいち一つひとつ切り取らなくても、

この時代なんだから、ベルマークをQRコードにして、スマホで読み込んで、

学校名で登録すると、勝手に集計されるとか。

そうしたら集計の手間もなくなるし、そもそも別便で送付とかしなくてよくなるし。

企業にとっても、ベルマーク実物で送られるより

データで送られた方がよくないですか?

あとは、購入していないのに、店頭でQRコードを読み取られるのを防止する工夫とか、

複数回登録できないようにする工夫とか、必要ですけど。

(自分でベルマーク財団に意見言ってみれば?って話ですよね。

・・・検討してみます。。。)

 

営利を目的としない公益法人だから、システム開発とか難しいのかな~。

結構、ニーズは高いと思うんですけどね。

でも、こればっかりは、運営母体が必要と思わないと、

システム要件とか出せないですしね。

(一時期、仕事でシステム開発していたので、少しはシステムの作り方、

かじっております)

システム開発費用を出すのが、究極のボランティア活動だったりして。。。